”副業で何度も挫折した35歳事務職の視点から”管理人の冬月あおいです。
序章:魅力的に見える投資案件
AiFeexは「AIを駆使した資産運用で日利1〜2%」「誰でも放置で資産が増える」
といった宣伝で注目を集めています。
さらに羽田空港などの交通広告を使って信頼感を演出しており
一見すると「ちゃんとした会社なのでは?」と思わせる巧みな仕掛けが施されています。
しかし、実際に仕組みを追ってみると、表向きの派手さとは裏腹に
不透明でリスクだらけの実態が見えてきます。
金融庁未登録という決定的な問題

日本国内で投資ファンドを運営・勧誘するには、金融商品取引業の登録が必須です。
ところがAiFeexはこの登録が確認できません。
つまり、日本人を対象に営業している時点で違法の可能性があるのです。
米国での登録についても“届け出”レベルに過ぎず
審査を通過した証拠にはなりません。
これだけで「安全に運用できる環境ではない」と判断できます。
ビジネスモデルの核心:AIと称する不透明な仕組み
AiFeexは「AIが自動で取引を行い利益を生み出す」と説明していますが、
実際にどの市場でどんなアルゴリズムを使っているのかは一切開示されていません。
AIの名を借りた“ブラックボックス”に過ぎず
本当にトレードしているのかどうかも分からない状態です。
投資の世界では、運用実績の公開や第三者による監査が当たり前ですが、AiFeexにはそのどちらもありません。
非現実的な利益率のからくり
日利1〜2%という数字は、短期的には小さく見えるかもしれません。
しかし月利換算で約30%、年利では360%に達します。
通常の投資信託や株式市場では到底不可能な数値であり、
この水準を維持できるビジネスは存在しません。
むしろ、配当が続くように見せかけながら、新規出資者のお金を古い投資家に回す
「ポンジスキーム」の特徴そのものです。
手数料システムの異常さ
さらに致命的なのが手数料です。
- 管理手数料:利益の5%
- プラットフォーム配当:利益の50%
つまり利益の半分以上を徴収され、利用者に残るのはわずか45%程度。
投資家を儲けさせるどころか、
最初から利益を奪うための仕組みが組み込まれていると考える方が自然です。
健全な投資ビジネスでは、投資家の利益を最大化する方向で手数料を設定するはずで
ここまで高額な徴収は極めて異例です。
運営実態の不透明さ
公式サイトには企業所在地や責任者の情報がほとんどなく
問い合わせ窓口も信頼性に欠けます。
本当に投資事業を行っている企業であれば、透明性を重視するはずです。
むしろ「正体を隠したい理由がある」と考えざるを得ません。
こうした匿名性は、過去に数多くの投資詐欺で見られた典型的な特徴です。
背景に潜む人物の影

調査によると、AiFeexには過去に投資詐欺やポンジスキームを行っていた人物の影があると指摘されています。
つまり「過去に人を騙した人物が新しい看板で再登場している」可能性が高いのです。
名前やブランドを変えて何度も同じ手法を繰り返すのは、悪質な投資詐欺の常套手段。
過去の経緯を知っていれば、本気で資産を預けようとは思えません。
派手な広告の狙い
羽田空港の広告やSNSでの豪華な宣伝は、
あくまで「信頼性があるように見せる」ための演出にすぎません。
広告にお金をかけられるからといって、そのビジネスが健全だとは限りません。
むしろ、利用者から集めた資金を宣伝費に回している可能性もあり
表面的な派手さは逆にリスクの裏返しともいえます。
私の結論
副業で何度も挫折してきた私だからこそ強く言いたいのは
「簡単に儲かると言われる仕組みは疑ってかかるべき」ということです。
AiFeexは
- 金融庁未登録
- 非現実的な利益率
- 高額すぎる手数料
- 企業情報の欠如
- 過去の詐欺案件との関わり疑惑
これらの点から、極めて危険な投資案件です。
副業は生活の安定を得るために行うものであって
生活を壊すリスクを背負う必要はありません。
私と同じように「続けられなかった経験」を持つ方には
まずは安心して取り組める小さな副業から始めてほしいと願っています。