
💡 はじめに
私は35歳、平日は事務職として働きながら、空いた時間で副業に取り組んでいます。
家に帰ってから少しの時間でできることを探して、夜な夜なスマホを見ている──
そんな日常の中で、よく目に入ってくるのが
「3問に答えるだけで副収入!」という広告でした。
正直、最初に見たときは思いました。
「アンケートに答えるだけなら、私にもできるかも」
でも、実際に調べてみると、それは“副業”ではなく“仕掛け”でした。
今回は、私と同じように「副業を探している人」が間違った方向へ進まないよう
“3問副業”と呼ばれるものの正体を、分かりやすくまとめていきます。
🧩 「3問副業」ってどんな仕組み?
“3問副業”とは、SNS広告や動画サイトなどで見かける
「3問の簡単なアンケートに答えるだけで報酬がもらえる」という副業のことです。
たとえば、こんなキャッチコピーが並びます。
- 「3問の質問で報酬が確定!」
- 「AIがあなたにピッタリの副業を診断」
- 「スマホ1台・初心者でも大丈夫」
ぱっと見は、よくあるアンケートモニターのように感じます。
でも、実際にはアンケートではなく
“高額商材や情報ビジネスへの入り口”になっているケースがほとんどです。
⚙️ ビジネスの構造を分解してみる
事務職の仕事柄、私は「仕組み」を理解することに興味があるタイプです。
なので、この“3問副業”がどう成り立っているのかを調べてみました。
すると、こんな流れが見えてきました。
① 「3問アンケート」で安心感を与える
最初の3問は、誰でも答えられるような内容です。
「年齢は?」「スマホを持っていますか?」「副業に興味はありますか?」など。
この時点では何も怪しく感じません。
“質問に答える=安心できる”という心理を利用しているのです。
② 「あなたに合った副業が見つかりました!」
3問が終わると、診断結果のような画面が表示されます。
そこに「LINE登録はこちら」「無料で始められます」という案内。
LINEを登録すると、そこから次々と副業の勧誘が届くようになります。
その多くが「情報商材」や「コンサルティング」を販売しており
いわゆる“リスト収集型マーケティング”の入り口になっています。
③ 「報酬を受け取るには手数料が必要」
最後に、「報酬を受け取るには認証料(または事務手数料)が必要」と言われるケースも。
金額は1,000円〜5,000円程度。
「少しの金額ならいいか」と思って支払う人が多いのですが
実際には報酬は振り込まれず、LINEもブロック。
そのまま連絡が途絶えてしまうのが定番のパターンです。
📉 「3問副業」はなぜ広がっているの?

調べてみると、“3問副業”のような案件は毎年名前を変えて出てきています。
なぜなくならないのか? そこには、私たちの心理を突く3つの理由があります。
① 「誰でもできる」に惹かれてしまう
忙しい社会人にとって、「手軽」「カンタン」は何より魅力的です。
特に本業がある人ほど、「時間をかけずに結果を出したい」という気持ちが強くなります。
私も、そうでした。
でも実際は、“誰でもできる副業”ほど誰も稼げない構造になっていることが多いのです。
② 「少額なら試してもいい」という油断
手数料が数千円程度なら「リスクは少ない」と思いがちです。
しかし、詐欺業者にとっては数千円×数千人=数百万円の利益。
“塵も積もれば山となる”という言葉を、彼らは逆の意味で使っています。
③ 「信じたい気持ち」を利用される
副業で思うように結果が出ない時ほど
「今度こそ」という気持ちが強くなります。
そのタイミングで現れるのが、“3問答えるだけ”のような広告。
「自分でもできそう」と思わせ、信じさせ、行動させる。
この心理設計が非常に巧妙なのです。
🧠 正規のアンケートモニターとの違い
ここで、本物のアンケートモニターと“3問副業”の違いを整理します。
| 比較項目 | 正規アンケートモニター | “3問副業”型詐欺 |
|---|---|---|
| 登録費用 | 完全無料 | 手数料・認証料が必要 |
| 運営元 | 実在企業(マクロミルなど) | 匿名・住所不明 |
| 案件内容 | 消費者調査・商品テスト | 内容が不明瞭 |
| 報酬 | 数円〜数百円 | 数万円など非現実的 |
| 安全性 | 個人情報保護体制あり | 連絡先が消えるケース多発 |
もし本物のモニターであれば、企業名・運営歴・個人情報保護方針などが明確に記載されています。
一方で、“3問副業”は情報が曖昧なまま、登録や支払いを急かす──
それだけで判断できます。
💬 「副業がうまくいかない時ほど、危ない」
副業をしていると、成果が出ない期間が必ずあります。
私もそうでした。
思うように収益が出ず
「もっと効率よく稼げる方法はないかな」と探していたときに
“3問副業”のような広告が何度も表示されたのです。
その時に感じたのは
「ああ、これは“焦っている人”を狙っているんだな」
ということ。
実際、登録する人の多くは、努力しても成果が出ずに疲れている人。
「ラクして稼げる」という言葉に、ほんの少し希望を感じてしまう。
そこを突いてくるのが、この手の詐欺の特徴です。
🔍 安全に副業を始めるために気をつけたいこと
では、どうすれば安心して副業に取り組めるのか?
私がいろんな失敗を経て学んだ、3つの判断基準を紹介します。
① 「お金を払う前に、仕組みを理解する」
どんな副業も、「なぜお金がもらえるのか」を説明できなければ危険です。
「3問答えるだけでお金がもらえる」のなら、そのお金は誰が支払っているのか?
根拠が見えない時点で、すでにおかしいのです。
② 「運営者情報を確認する」
サイトに「特定商取引法に基づく表記」があるかどうか。
住所や電話番号、会社名が明記されていない場合は要注意です。
きちんとした企業なら、必ず明記しています。
③ 「すぐ稼げる」より「続けられる」
私は何度も挫折してきた中で
“続けられる副業こそ、本当に価値がある”と気づきました。
焦ってすぐに結果を求めても、結局長続きしない。
副業は「毎日少しずつ積み上げる」くらいの気持ちでちょうどいいのです。
🏁 まとめ

- “3問副業”はアンケートを装った詐欺型ビジネス
- 無料を装って情報収集や手数料徴収を行う
- 正規のアンケートモニターとは運営形態がまったく違う
- 「ラクして稼げる」は心理を利用した誘導ワード
- 副業は「安全・継続・仕組み理解」が最優先
🌷 おわりに
副業をしていると、時に焦りや不安を感じることがあります。
「もう少し収入があれば…」
「次こそは成功したい…」
でも、そんな時こそ冷静に考えることが大切です。
“3問答えるだけで稼げる”という甘い言葉は
努力してきた人の心の隙を狙っています。
私はこれまで何度も失敗しましたが
今では「小さくても、自分の力で積み上げた実績」にこそ価値があると感じています。
焦らず、諦めず、一歩ずつ。
それが、私たちのように本業を持ちながら副業に挑戦する人にとって
一番の成功法なのかもしれません。
執筆:冬月あおい
「すぐに稼げなくても、ちゃんと前に進んでいれば大丈夫。」
そう思える人が増えたら、きっと副業の世界はもっと優しくなる。